京都やま六 西京漬け
創業以来、京の味を伝え続け八十余年の京都やま六。
その味と伝統を支えてきたのは水と味噌に秘密があります。
■京の名水
京都盆地の下には、琵琶湖の貯水量と同じくらいの
地下水があります。中でも北山から堀川通り添いに
伏見まで流れる伏流水は特に水質が良い名水です。
この伏流水の流れに沿って、茶道の御三家「表千家」
「裏千家」「武者小路千家」が栄え、京菓子の老舗が
連なります。また、この伏流水は軟水であるために
醸造に大変適していました。そのため、伏見の清酒
造りや味噌の醸造にも使われてきました。
京の雅やかな文化と豊かな感性が育まれたのも
こうした「水」のおかげといっても良いかもしれません。
■京の白味噌 西京味噌
【由来】
天保元年(約200年前)に本田味噌の
初代丹波屋茂助が、京都御所のご用命を受け
それまであった保存食用の味噌ではなく、
宮中料理用の味噌を献上したのが始まりです。
【特長】
西京味噌は塩分濃度が5%しかなく、もっとも
低塩な味噌のため、素材の味を活かします。
(仙台みそ、信州みそ、八丁みそは12%前後)
その反面、米麹による糖度が高い米みそです。